■はじめに
みなさんこんマワ~!
マワリズムービーズ劇場支配人、バーチャルドラゴンのマワリですぜー!🦎
今回は、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットのランクバトル シーズン2で、レート1900越えを達成することができたので構築記事を書きました。
面白いポケモンや戦術を採用しているので、読んでもらえたら嬉しいです!
やったぜー!!!🦎
■使用構築
■パーティコンセプト
「新ポケモン「モトトカゲ」の見た目が好きで、とにかく使いたい!」
「「しっぽきり」からマルスケカイリューに繋ぐ動きが強そう!」
しっぽきりを使用した際の
「みがわりのHPは使用者のものを参照するが、耐久と耐性は交代先のポケモンを参照する」という仕組みに注目し
「しっぽきりからマルスケカイリューを出してみがわりが壊れない状況を作り、そのまま龍舞を積んでカイリューでゲームを決めちまおうぜ!」
という戦術をコンセプトに据えた。
■構築完成までの道のり
読み飛ばし可。
構築の肝となる【しっぽきりモトトカゲ】と【龍舞カイリュー】は決まったが「モトトカゲ&カイリューは弱点が被っていて、並びが貧弱すぎる」と考え、重いポケモンを他4体で全力ケアするため、シーズン中何度もポケモンを入れ替えて試した。
シーズン中~終盤にかけて
・ヘイラッシャ、ラウドボーンを倒せて相性補完の優れた【水ロトム】
・ドラゴンアローをストップでき、しっぽきりと相性の良さそうな【剣舞ミミッキュ】
・初手キラフロルや受けループに強い【ビルド挑発コノヨザル】
・小さくなるバトンやウルガモスに強い【チョッキラウドボーン】
の4体を採用した。
上記の組み合わせで、130000→8000あたりまで順位を上げたが、この辺でなかなか勝てなくなり、最終日を迎えた。
普段のシーズンならこの順位でも妥協することが多いが、軸にかなり手ごたえがあり、もっと上を目指せると感じていたため、構築改良に踏み切った。
・【剣舞ミミッキュ】→【B振りニンフィア】
初手スカーフモトトカゲvsドラパルト対面。
モトトカゲでしっぽきりをして、ミミッキュに繋いだ際、ドラパルトが「シャドーボール」を放った。
すりぬけシャドボはミミッキュの身代わりを貫通。
ミミッキュの首皮がぽきっと音を立てて折れた。
…。
霊・妖・竜に強めなポケモンでないと、ドラパルトへの繰り出しが務まらないと感じたので、物理耐久に厚めに振った【ニンフィア】を採用した。
・【水ロトム】→【物理受け渦潮ギャラドス】
【水ロトム】は環境に刺さっていて強かったが、4桁後半の順位帯から厚めに対策されていると感じたので、外そうと考えた。日による気候変動の影響か、ハイドロポンプの威力も0に収束しており
「ただでさえモトトカゲの流星群外しに怯えているのに、威力0の水技はもう撃ちたくない」という思いが強まってきていた。
このとき、相手の初手が妖ガブリアス、妖ドラパルト、マスカーニャ、神速カイリューだった場合がきついと感じていて、これらのポケモンに繰り出せるポケモンが必要になった。
そこで、シーズン序盤に愛用していた【物理受けギャラドス】を再雇用し【水ロトム】を外してもヘイラッシャを倒せるよう考察を重ねた結果
このギャラドスが非常に強く、後述の選出パターンすべてに噛み合っていた。
構築のハマるカチって音。
楽しんだもん勝ちってこと。
ノリノリであらゆるパーティに選出した。
最終的に【モトトカゲ】【カイリュー】【ギャラドス】【コノヨザル】【ラウドボーン】【ニンフィア】の6体でパーティが完成した。
■型紹介
【モトトカゲ@こだわりスカーフ】
特性:さいせいりょく
テラスタイプ:炎
技構成:りゅうせいぐん/オーバーヒート/しっぽきり/とんぼがえり
実数値(努力値):177(252)-115-85-139(↑172)-76(↓)-152(84)
<調整意図>
H:ぶっぱ みがわりのHPを確保しつつ4n+1、再生力最大効率の3n(みがわりのHP44、再生力回復量59)
A:とんぼがえりでマスカーニャをゴツメ圏内に入れるため無補正
C:余り
S:最速スカーフロトム(86族)抜き
<感想>
対戦環境としっぽを切る、二つの意味での切り込み隊長。
ローリスクハイリターンの対面操作技「しっぽきり」で、初手有利対面を無理やり作る動きが強かった。
戦闘スペックは決して高くないが、替えの効かない強みを持っていたため活躍の場は多かった。
モトトカゲはアタッカーとしての資質が舐められがちだが、高威力の技を採用できるのでなんだかんだ火力はあると感じた。稀にりゅうせいぐん/オバヒを外すが、個別ピクニックの甲斐もあり、最終日は(多分)2~3回しか外さなかった。えらい!
選出率は堂々の1位。
NNは「ビアンキ」。由来はイタリアの自転車メーカーから。
【カイリュー@あつぞこブーツ】
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:電気
実数値(努力値):167(4)-202(↑236)-116(4)-108(↓)-140(156)-114(108)
<調整意図>
H:余り4
A:余り できるだけ高く
B:余り4
D:マルチスケイル状態で、FCロトムの眼鏡ボルトチェンジが最大で「43」ダメージ
S:龍舞+1で最速ガブリアス抜き
<感想>
最強のポケモン。本構築のエース。
最初はHPに振った個体を使用していたが
「モトトカゲからカイリューへしっぽきりを繋ぐのであればHP振りは不要」
「水ロトムの眼鏡ボルトチェンジを、みがわりが耐えるように調整したい」
と考え、特殊耐久厚めの調整をした。
この調整が悪魔的に強かった。
電気の一貫があるPTを使用していたため、相手目線でボルトチェンジが安定行動に見え「カイリューの身代わりが割れない状況」を作り出しやすかった。
結構な頻度で身代わりダンスをしていた。
テラスタイプは電気。
水ロトムをはじめとした「妖テラスポケモン」や、ドドゲザンサーフゴーなどの「鋼タイプ」に通る攻撃技を採用しないと、エースたりえないと感じたため、電気テラス&かみなりパンチを採用した。
龍舞の積み際にサーフゴーを出される事が多かったが、電気テラス&かみなりパンチを選択することで、でんじはを無効化しつつ、スカーフトリックが活きにくい状況を作る動きが決まり、一気に勝ちにもっていくことができた。
電気テラスの選択は大正解で、読まれにくい。飛行テラバカイリューに強い。剣盾環境のゼクロムを彷彿とさせてかっこいい。など、良いことずくめだった。
選出率は3位。
NN「よもぎどら」は蓬色のドラゴンなので。
ひらがなの柔らかさが愛おしい。
<余談>
↑のshort動画がバズってYoutubeのチャンネル登録者が爆伸びしたので
記念と恩返しを込めて、ランクバトルでもガンガン使っていこうと思った。
テラスタイプを鋼→電気に変更したので、面影がなくなってしまったのがちょっぴり残念。
【ギャラドス@ゴツゴツメット】
特性:威嚇
テラスタイプ:じめん
技構成:じしん/うずしお/でんじは/ちょうはつ
実数値(努力値):202(252)-145-144(252)-72(↓)-120-102(4)
<調整意図>
HB:ぶっぱ
S:余り4
<感想>
本構築の屋台骨。
モトトカゲを先発に固定していたので、初手妖ガブリアスや神速カイリュー、マスカーニャに出せるポケモンとして採用。
このポケモン単体では勝てないが、威嚇+電磁波+ゴツメを入れることで、カイリューで突破するパターンが作れるので、使用感のいいポケモンだった。
マスカーニャに対しては、モトトカゲのとんぼがえり+ゴツメで処理する動きが定番で、相手がはたきおとすを選んでいても、ゴツメダメージで倒した場合はゴツメが叩き落とされない仕様が偉く、完璧な猫退治っぷりを発揮した。
「うずしお+ちょうはつ」は、カイリューで勝てないヘイラッシャを嵌めるためのピンポイントで採用したが、想像以上に汎用性が高く
「うずしお+ちょうはつ+でんじは+ゴツメ」で数々の耐久型のポケモンに対応できており、手ごたえを感じた。(ドヒドイデ・ブラッキー・モロバレルなど)
サイクル戦を拒否することで、マルスケカイリューを死に出しさせやすいのも噛み合っていた。単体で十分強い型だと感じたので、もっと流行ってもいいと思います。
最終日限定での採用だが、選出率は2位!
NNは「うねりまる」。渦潮のうねりを表現しつつ、船のような雰囲気を持たせた。
【コノヨザル@パンチグローブ】
特性:まけんき
テラスタイプ:フェアリー
技構成:ふんどのこぶし/ドレインパンチ/ビルドアップ/ちょうはつ
実数値(努力値):185-167(252)-100-56(↓)-111(4)-156(↑252)
<調整意図>
A:火力が欲しいのでぶっぱ
D:余り4
S:スピードが欲しいのでぶっぱ
<感想>
第2のエースポケモン。本構築の裏番長。怒りの姫君。
由緒正しきビルド挑発コノヨザル。
受けループなど、カイリューが無理そうなパーティに向けて活躍した。
モトトカゲからみがわりを貰えるため、技選択が快適に行えるポケモンだった。
持ち物はころころ変えていたが、最終的に「パンチグローブ」に落ち着いた。
ノーマルテラスのラウドボーンがドレパンで受かりきらなくなり、ゴツメを触ってもダメージが発生しないのが強みだった。(食べ残しを持っていても乱数次第で追い込める)
テラスタイプはフェアリー。
SV発売後の初期に捕獲したレイド個体から変更せず、ずっとこのまま使っている。
コノヨザルのテラスタイプはノーマルが主流で、カイリューやガブリアス、ドラパルトからドラゴン技を撃たれやすく、環境に非常に噛み合っていた。
ちなみに、みがわりが攻撃を受けてもふんどのこぶしの威力は上がらない(そりゃね)
選出率は4位。
NNは「ファプタ」。由来はメイドインアビスのファプタからそす。
【ラウドボーン@とつげきチョッキ】
特性:てんねん
テラスタイプ:フェアリー
技構成:フレアソング/シャドーボール/だいちのちから/テラバースト
実数値(努力値):191(92)-72(↓)-124(28)-178(↑252)-96(4)-103(108)
<調整意図>
HB:コノヨザルの威力50抜群ふんどのこぶし+威力100等倍ふんどのこぶし耐え(威力100抜群ふんどのこぶし確定耐え)、陽気ドラパルトの鉢巻竜テラスドラゴンアロー耐え
C:ぶっぱ
D:余り
S:準速ドドゲザン抜き
<感想>
チョッキラウドボーン。本構築のストッパー役。
特性「天然」は命中&回避率ランクの補正も無視するのが強く、ちいさくなるフワライドバトン→ビビヨン、オニゴーリを添えて… みたいなパーティに必勝した。
モトトカゲとの相性も良く、みがわりを盾にフレアソングを歌える動きも強力だった。
選出率は5位。
モトトカゲ+ギャラドス+カイリューの選出で7割以上のパーティに戦えていたため、選出機会に恵まれなかったが、選出した試合ではほぼ負けなかった。もっと使ってもよかったかもしれない。
NNはチョッキを着たワニなので「ワニベスト」(チョッキってベストと同義です?ジレも?)
【ニンフィア@オボンのみ】
特性:フェアリースキン
テラスタイプ:地面
技構成:ハイパーボイス/テラバースト/みがわり/めいそう
実数値(努力値):180(4)-74(↓)-108(180)-178(↑252)-150-80
<調整意図>
忘れました…。どっかから持ってきた定番の調整だったはず。
Bに厚めに振っていて、Cにもぶっぱしているので使いやすい。
<感想>
本構築の歌枠。
先発モトトカゲから入る場合、スカーフドラパルトだけはどうしようもないので、ドラパルトの選出を少しでも抑えるためフェアリーを採用した。
シーズン1で愛用していたポケモンで、動かし方や強みも理解していたつもりだが、今回のパーティではあまり選出できなかった。この枠をもっと研究すれば、さらに上位を目指せたかもしれない。
テラスタイプは地面。
炎テラスがメジャーだが、フェアリー+地面は全タイプに等倍が取れるため採用。ラウドボーンにも通りがいいため気に入っている。
選出率は6位。
NNは「うたわく」。
■初手モトトカゲの動き
パーティを作る前、とある動画で
「特定の対面でとる行動は、気分によって読んだり変えたりせず、ある程度行動を固定化して戦った方が、負けたとしても精神衛生上よい。」
「選択を変えると、強かった動きがどっちなのか後から検証できない。」
という情報を得て
「【初手モトトカゲ】の動きは基本的に崩さず、対面するポケモンごとの行動はパターン化(固定化)して戦う」ことを決めた。
相手の初手が
ドラパルト、セグレイブの場合→りゅうせいぐん
キラフロル、受けループの場合→しっぽきりでコノヨザル出し
それ以外の場合→ほぼ、しっぽきりからカイリュー出し
といった感じでシステム的に運用し「相手もスカーフだったら」「フェアリーテラスだったら」などは考えないようにした。
■選出パターン
1.モトトカゲ+ギャラドス+カイリュー
ほぼこれ。ドラゴン色が強く、お気に入りの選出パターン。
基本的には、初手からモトトカゲ→カイリューにしっぽきりを繋いで、身代わりが壊れるまでダンス→仕上がったらパンチor逆鱗の動きを目指す。
相手の初手が、モトトカゲに対応していると感じたらギャラドスに繋ぎ、でんじはを絡めながらじっくりと戦い、ギャラが落ちたあとモトトカゲ→カイリュー展開の流れで仕切りなおす。
この選出はこっちが先にテラスタルを切ることが多く、カイリューで勝ちきれない展開もあったが、終盤にモトトカゲが残りやすいので、消耗した相手をスカーフ流星群&オバヒで倒してゲームを決めるという状況が生まれやすかった。
2.モトトカゲ+ギャラドス+コノヨザル
初手キラフロルや受けループに対してのパターン。
神速カイリューへの対応がきつそうなパーティにも、この組み合わせで戦った。
初手モトトカゲ→コノヨザルに繋ぐことで、受けループ(どくびしから入ってくるドヒドイデ)には100%勝っていた。
一方、キラフロルはマジカルシャイン持ちのアタッカーも多く、あまり安定しなかった。
3.モトトカゲ+ギャラドス+ラウドボーン
クエスパトラ、ウルガモス、ちいさくなるパーティ等への対応。
ラウドボーン入りの選出パターンはかなり勝率がよく、イージーウィンを勝ち取ってくれていたが、クエスパトラは相手の対応が速いと間に合わないため、麻痺に頼るゲームが多発し、安定している感じはしなかった。
■重いポケモン
特にガブリアスが重く、フェアリー+地面の範囲でこちらのポケモンを正確にぶち抜いてくるのがしんどかったです。
■反省点
・フェアリー枠が満足に決まらなかった。
・最終日の睡眠管理ができなかった&もっと早く潜ればよかった。終盤(2/1 午前2~3時)あたりの試合は判断ミスで負けることが増えていた。
・モトトカゲのNN「ビアンキ」はイタリア語で「白」という意味があるので、折角なら色違いを粘ればよかった。
■さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございますぜー!!
モトトカゲもカイリューもギャラドスも大好きなポケモンなので、この形で高い順位を勝ち取れて最高でした!
ポケモンシリーズはBWから対戦をしていましたが、SMで最高レート1700代、剣盾でも最高レート1830だったので、最新作SVで過去最高の結果を出せたのは本当に嬉しい!
Youtubeで配信を見守ってくれたリスナーのみんなもありがとう!
これからも精進しますぜー!!
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